看板修理メンテ君とは?
メンテ君は優れた技術を有する看板業者の全国ネットワーク
2012年12月2日中央高速道路笹子トンネルにおいて、突然天井版が崩落し9人の尊い命が奪われた事故が発生しました。国内のインフラ事故としては過去最大ともいえる重大な事案であったといえます。
当該トンネルは竣工後約37年が経過しており、また維持管理にも瑕疵が認められ、不測の事態とはいえない結果となったのでした。
そして日本における高度経済成長の時代、数多くのインフラが準備され現在竣工後50年を超えるものも数多く出てきている状況です。また、当該事故後、「老朽建設物のメンテナンス」は多岐に渡る業種の興味の観点となってきました。それもそのはずこのまま更新すると専門家の試算によれば2060年までに平成28年度単年度国家予算を超える約120兆円もの費用がかかってしまい、それこそ国は政策実行不可能な状況に陥ってしまいます。
そうならないためにも点検・診断から修繕・更新を行いインフラの長寿命化を図ることが絶対条件になっているのです。その指針として2013年政府は「インフラ長寿命化基本計画」をまとめました。
事故後、産・学・官においてそれぞれ研究が加速し、連携が緊密なものになってきました。
そして2016年11月28日、産学官民が参加する「インフラメンテナンス国民会議設立総会」が開催されることとなったのです。その目的となる大きな5本の柱は「インフラメンテナンス分野における技術開発の生産性革命」・「ビジネスチャンスの創出」・「インフラメンテナンス海外展開」・「メンテナンス技術の限界突破」・「メンテナンスのメジャー化」であります。
老朽広告物においても同様のことがいえます。2015年2月15日、札幌の地で屋外広告物の構造体の一部が落下し、通行人であった女性に直撃し意識不明の重態になってしまった重大事故が発生しており2016年10月31日付の朝日新聞によれば当該事故後41件の屋外広告物の落下が確認されているのです。
さらに無許可の看板、放置状態の看板、老朽化が著しく進んでいる看板など、落下事故の予備軍となっている看板は街中に星の数ほどあるのが現状でもあります。点検・診断から修繕・改修・更新はまさに焦眉の急なのです。
広告物の安全におけるリスクマネジメント(能動的事前管理)を常に念頭に置き、安全で安心な国民生活を守り、広告物の所有者・占有者の利益保全を約束する。これがメンテ君のミッションステートメントであります。
メンテ君業務内容
点検、修理、広告物申請・更新、工作物申請、新規看板製作管理等
目的・内容
- 全国看板ネットワークを構築し、一般のユーザー様に安心できる優れた看板メンテナンス業者をご紹介するサービスを提供していくことが目的です。
- 共通の「メンテ君」の名称・シール・ステッカー等を使用しお客様に対する認知度・安心感を高める。
(登録完了後シール・ステッカー等のマニュアルを送りますので各自で出力し、使用してください。) - ネットワーク内での仕事の協力体制の構築。
- ネットワーク内での情報交換による技術向上。
- 会員には看板メンテナンスにおけるセミナー及び勉強会の情報提供。
- 定期総会を年に一回、会員の親睦と情報交換・名刺交換を目的として開催する。